番外編 現地レポート ライブ

【番外編】平山笑美1stソロライブ『PIRAMIRiSE』両日レポート

2019年12月16日

 

先日開催された、平山笑美さんの1stソロライブ『PIRAMIRiSE』に、幸運にも両日参加することができ、非常に貴重な経験となったため、あみあみ番組とは直接関係のない内容ではありますが、番外編として両日のレポート記事を記載いたします。

 

平山笑美1stソロライブ「PIRAMIRiSE」開催

「ぴらみさん」こと平山笑美さんの1stソロライブとなる、

『EMI HIRAYAMA 1st SOLO LIVE PIRAMIRiSE – Connecting The Smile –』

が、12月13日(金)、14日(土)の2日間にわたって開催されました。

 

ライブの舞台となったのは、渋谷の道玄坂を登ったところにあるライブハウス「WOMB LIVE」。

両日とも空は穏やかに晴れ。
クラウドファンディングでぴらみさんを支持し、この日を待ち望んだファンたちが集まりました。

今年、クラウドファンディングによってソロアルバム「PIRAMIRiSE」が制作されましたが、このCDに収録されている全12曲に加え、新曲などを含めた15曲(2日目は16曲)が歌われました。

そして、2ndソロアルバムの制作決定と、2020冬に2ndソロライブが開催されることが発表され、熱狂の中、ライブは幕を閉じました。

 

クラウドファンディングによるライブとは

このライブは、クラウドファンディングによって開催が決まった、という、特殊な背景を持っています。

驚異的な歌唱力を持つことで知られるぴらみさん。そのソロライブを実現すべく、2つのクラウドファンディングが立ち上がりました。
一つはCD制作、もう一つはソロライブ開催のためのクラウドファンディングです。

どちらも、始まるや否やあっという間に目標額を突破し、最終的には、

  • CD制作のほうが、目標額250万円に対し、約3187万円
  • ソロライブのほうが、目標額1000万円に対し、約3505万円

というとんでもない結果となりました。

 

この金額もすごいのですが、ここで言及したいのは実は「人」のほうです。

このライブは、例えばアニメ作品だったり、大きなレコード会社だったり、そういった大きな後ろ盾や看板があってのものではありません。

ぴらみさんやプロジェクト発起人の渡邊寛太さんなどを中心として、ぴらみさんのことを応援している人たちが集結して作られているのです。

 

そのことを実感して、ハッとしたのは、会場に入った時でした。

入場のための誘導をしているスタッフや、物販のスタッフのみなさんが、(こう言っては失礼になりますが、)作業に不慣れな感じがして、「プロ感」が無かったのです。

ですが、皆さん、一生懸命声を張り上げて、そして笑顔で嬉しそうに作業されている。
さらに言うと、観客として来ている自分たちと、なんだか同種の「におい」がしたのです。この人たちもぴらみさんのファンなんだな、と。

気になったので、観客の入場が落ち着いた後に、スタッフの方に声をかけて聞いてみたところ、基本的に運営スタッフは有志の方が行っているとのことでした。

本当の意味で、応援している人たちによってこのライブは作られている、そう実感して胸が熱くなりました。

 

クラウドファンディングによる、それも1stライブ。運営側も観客側も、誰もがはじめてのことだらけ。

でもこうして、ぴらみさんのことを心から応援している人たちみんなで作り上げた、そういうライブだったのです。

 

会場のステージ、フロア

会場となったWOMB LIVEのフロアはオールスタンディングで約500人。
2階席、3階席に相当する部分は関係者席となっていました。

オールスタンディングなので、よっぽど前方でもない限り前がよく見えませんが、前方の大きなモニターと、さらに上部にもモニターが水平に設置されているため、後ろのほうでも楽しめます。

 

 

ちなみに筆者はライブハウスでのライブ参戦が初めてだったため、その異様な空間に、ことあるごとにビビる始末・・。以下、その例。

  • ライブステージがあるフロアはもちろん、フラスタの置かれているラウンジや通路も、最低限の照明しかついておらず暗すぎてビビる。
  • フロアの人口密度にビビる。(なんとかサイリウムを振れるレベル)
  • ときどきステージ左右からスモークがボーボー噴射されてビビる。
  • 体をビリビリと振動させる音響にビビる。

などなど。

 

ライブステージ

開演前のDJ、そして驚きの開幕

ライブ開演までの時間は、スーパースィープのアツシオハラさんによるDJタイム。

DJにはアニメやゲームに関連する楽曲も使われました。特に2日目のDJでは、PIRAMIRiSEの作家陣にかかわる楽曲がテーマだったようで、ウマ娘、シュタインズゲート、ラブライブ、アイマスのファミソン8BITの曲などが使われて盛り上がりました。

なお、アツシオハラさんは「LIVE OPERATION STAFF」の制作ディレクターとしてもクレジットされています(ライブパンフレットに記載)。

 

そして、ライブ開幕を告げるナレーション。

・・しかしこのナレーションの声、なんだかものすごく馴染み深い気がするのだが。

「ナレーションを務めさせていただきます、中村繪里子です。」
いやがおうにも盛り上がる会場。

なお、このナレーションについてMCでも触れられましたが、
大先輩でおそれおおいものの、オファーしてみたら快く引き受けてくれたとのこと。

驚きとともに開幕したライブ、その盛り上がりはそのまま一曲目の「JUMP!」へとつながっていきます。

 

 

セットリスト

セットリストについては、平山笑美ファーストソロライブ開催プロジェクトの活動報告で公式に公開されていますが、それにMCなどを書き加えたものです。

MCの位置など、おそらくこれで合っていると思いますが、筆者のメモと記憶によって補完したセトリなので間違っている可能性もあることをご了承ください。

1 JUMP!
  MC
2 たどり着く未来へ
3 Dead or ふたりきり♪
4 真夏のエモーション
5 for the Future
  映像パート(作家からのビデオレターは 1日目:松井俊介さん / 2日目:AJURIKAさん)
6 Secrets make shapes of the life
7 アゲハ
8 約束の空
9 Perfect Place
  MC
10 スターサファイア(※新曲)
11 サインポスト
  MC
12 Maybe Maybe Maybe
   
  アンコール
13 Silent night(1日目)/Joy to the world(2日目)
14 Star trail(※新曲)
  MC
15 フライング・ハイ!
   
  「もう一回」アンコール
  MC
16 Maybe Maybe Maybe(2日目のみ)

※13曲目は、クリスマス曲の英語での歌唱。日本語名で言うと「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」です。

 

 

曲について

このライブの感想をごく簡潔に言うのなら、

「生バンドでライブハウスに響くぴらみさんの歌声を、全身で受け止めて堪能できる、非常に贅沢な時間だった」ということです。

どの曲も本当に素晴らしい内容でした。

その中で特に良かった曲、となると、これは人それぞれ感じ方が異なってくるところであり、あくまでも筆者個人の感想となってしまいますが、いくつか厳選してピックアップしてみました。

「Dead or ふたりきり♪」

かわいいに全振りした歌唱で、さらに振付も加わって、その独自で甘い世界観が作られていました。

「サインポスト」

楽曲のすばらしさもさることながら、ぴらみさんののびやかで力強い声を堪能できるのがまさにこの曲ではないでしょうか。

「Maybe Maybe Maybe」と「フライング・ハイ!」

この2曲は、爽快感あり、コールの一体感あり、でライブでその魅力が増幅することが今回実証されたのではないかと思います。

 

そして、新曲の「スターサファイア」と「Star trail」はどちらとも良曲で、販売されるのが待ち遠しい限りです。

 

生バンド

バンド演奏を担当されたのは、「ZIZZ BAND」のみなさん。

写真左より、

  • 伊東ヒロムさん [Guitar]
  • 磯江俊道さん [Keyboard]
  • 佐々木しげそさん [Drums]
  • 山崎英明さん [Bass]

なお、磯江俊道さんは、JUMP!の作曲・編曲など、楽曲制作も担当されています。ライブ終盤では礒江サンタとしても暗躍しました。

 

衣装

衣装については、クラウドファンディングのストレッチゴール達成によって、3着制作されることが決定していました。

どの衣装も、デザイナーさんと相談しつつ作ったそうで、そのなかで、「ライブ中にとにかく汗をすごくかくんで」と強調したため、すべて汗基準の衣装になっているとのこと。

 

1着目

1着目の衣装は、背中が大きくあいた青緑(?)のドレス。(ライブハウスの照明だと衣装の色が何色なのか、はっきりわかりませんでした・・)

この、左上の円陣を組んでいる画像の衣装です。背中しか写ってませんがこれしか写真が見つかりませんでした・・。

 

2着目

2着目はウェディングドレスをも思わせるような白い衣装。スカートに使われているキラキラの布地がお気に入りとのことでした。

 

3着目

3着目はドット柄の水色の衣装。肩にフワフワが付いています。

左側の写真の衣装です。

 


 

(追記)

衣装に関して、「おいも」さんのツイートが素晴らしかったので引用させていただきます。

 


 

MCや映像のハイライト

MCなどで印象的だったシーンを(筆者が覚えている範囲で)ピックアップしました。

 

終始明るいぴらみさん

この2日間、特に1日目は、感極まって何度も涙を流すぴらみさん。歌っているときも、MC中でも。

それでも、自然と場が面白くなって、まったく湿っぽくならず、終始明るい空気感。
ぴらみさんの人柄が表れていました。

 

おにぎりもぐもぐタイム

ライブ中におなかがすくため、中盤に「もぐもぐタイム」を設けていたぴらみさん。1日目はいろんな意味でおなか一杯だったため食べなかったが、2日目はおにぎりを食べることに。

しかし想定よりおにぎりが届くタイミングが遅かったため、
生バンドに盛り上げてもらいつつ、おにぎりを高速食いする、
という謎展開に・・。

無事完食し、「米サイコー!!」と叫ぶぴらみさん。

 

マシュマロ質問の回答

マシュマロで募集していた質問をボックスから引き、ぴらみさんが回答するコーナー。

1日目に引いた「作詞、作曲に興味はありますか?」という質問に対し、
「ある。作曲は小岩井こっこ先生にご指導いただきながらやってみたい。」とのこと。

また、2日目に引いた「ソロアーティストとしての野望は?」という質問に対し、
「アニメとのタイアップをしたい。」という回答に沸き立つ会場。

 

協賛映像で先生からのメッセージ

協賛映像としていくつか映像がが流れましたが、その中の1つとして、
ぴらみさんの出身校である「東京ダンス&アクターズ専門学校」で、当時ぴらみさんがお世話になった先生方からのメッセージが流れました。

当時の担任の先生が、ぴらみさんのことを「えみち」と呼んでいたのが印象的でした。

 

発表、そして閉幕

ライブ終盤に、今後の展開として以下の3つが発表されました。

  • ライブBDに特典BD追加決定!(2枚組→3枚組)
  • セカンドソロアルバム制作決定!
  • セカンドソロライブ、2020年冬に開催決定!

歓喜の声で沸き立つ会場。

 

そして2日目の終盤には、
このプロジェクトの発起人でありオーガナイザーの渡邊寛太さん、音楽プロデューサーの細江慎治さん、楽曲制作で参加された佐宗綾子さん、オノダヒロユキさんが登壇し、これまでのエピソードなどが語られました。

最後の最後に「Maybe Maybe Maybe」を歌って、この2日間のライブは無事閉幕したのでした。

 

 

 

結実した夢、見えた未来図

今年の5月から始まったクラウドファンディング、その最終的なゴールはソロライブの開催でした。そしてその目標は、こうして見事に達成されました。

それと同時に、これはぴらみさんのソロライブ活動のスタートでもあります。

今回のライブのタイトル「PIRAMIRiSE」には、「ぴら未来図」という意味も込められており、2ndソロアルバムや2ndソロライブといった、ぴらみさんの未来図を映し出したライブでもあったのです。

 

一つの終着点であると同時に、これが始まりであり、この先へと道が続いていく。

ぴらみさん、そして、ぴらみさんを応援する皆さんがいて、
そのみんなが一体となって作り上げたものの姿、そして、これから向かう先が見えた、そんな2日間でした。

 

 

終演後、会場から出ると、外はひんやりとした空気。

無事にライブが閉幕したことの安堵感、
これからの可能性、
まだ消えぬ高揚感、
そんな、入り混じった気持ちで、イルミネーションに輝く道玄坂を下るのでした。

 

イルミネーションの道玄坂

 

 

フラワースタンド

最後にフラワースタンドの紹介です。

現地に行かれた方でも、見るタイミングを逃してしまい、しっかり確認できなかった方も多いのではないでしょうか。

公式フラスタ

クラウドファンディングの「公式フラスタ応援セット」で制作された大型のフラスタです。

公式フラスタ

 

寄贈フラスタ

以下、一般の寄贈フラスタです。

寄贈フラスタ_01

寄贈フラスタ_02

寄贈フラスタ_03

寄贈フラスタ_04

寄贈フラスタ_05

寄贈フラスタ_06

寄贈フラスタ_07

寄贈フラスタ_08

寄贈フラスタ_09

寄贈フラスタ_10

 

 

寄贈フラスタ_11

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